本当は数多くの友達が行った私立の高校に進学するつもりだった。

だけど親が金がないだのなんだの言って、一応公立高校も受けることになった。

こんな頭がいいとこ、正直落ちると思ってたのに、奇跡的に合格してしまった。

そして今に至る。

「マジつまんねー…」


ギイィ


屋上のドアが開く音。

そこに居たのは

「あ、先客いたのか。」

問題児、翡翠だった。