「うぶコントは放課後にでもやってくれ。」

翡翠は2人を引きはがす。

「あー。あっついあっつい。放課後ランデブー思う存分しろー。」

「え、ちょ、翡翠!どこ行くの?」

「ん?屋上。こんな昼寝日和は二度とない気がする。」

「いつも言ってるじゃん!」

翡翠は階段を駆け登る。

ドアを開くと広がるのは一面の青空。

寝転んでしばらく空を眺めていると何かがキラッと光った。

「UFO?……ああ、お星さまか。」

そう呟いて翡翠は目を閉じた。