「お母さんのことで聞きたいことがあるならなんでも聞いていいよ。ちゃんと答えるから。」 「じゃあ一個いい?」 「よし来い!」 「お母さんは一体お父さんのどこがよかったんだろう。」 「は、」 「山村家の七不思議の1つだよね。」 「…お父さん泣くぞ。」 「お父さんの涙を拭うタオルはない。」 「ひど!」 お母さん、産んでくれてありがとう。 私は17歳になりました。