「…お前も復讐したいだろ?」 「そんなの復讐でもなんでもないわ。いいか?知らない男に叩かれて『お前の祖先が俺の祖先を叩いたから叩き返しに来ました』って言われて納得できるか?」 「なんの例えだよ。」 「雄真君を殺すことは根本的に違うってこと。」 「…。」 「細かいこと考えんなよ。今、私たちには怒りとか憎しみとか悲しみとか、そんなドロドロした感情いらないんだって。」 「どんなのが必要なんだよ。」 「そりゃあ…笑いと感動?」 「なんだよその映画宣伝の謳い文句的なのは。」 雄真は笑った。