テトラポッドの上に座る2人。

「あー。眩しい。」

「ひなたぼっこは慣れてるだろ。」

「いつも日陰だって。」

「あっそ。」

「あーなんか歌いたいわー。」

「歌えば?」

「でも声出すのめんどい。」

「なんだそりゃ。」

2人はしばらくボーッとしていた


「…なあ。」

しばらくの沈黙の後、口を開いたのは雄真。

「んー?」

「山村、お願いがある。」

「なんだよ。」



「…俺を殺して。」



「…は?」