「好奇心旺盛でね、変なことに興味を持つ子だったわね。でも、とても思いやりのある子だった。」 「そこは似てねえのな。」 「失礼な。私は思いやりの塊だ。」 「はいはい。」 「おばあちゃん、そろそろお母さん家行きたいんだけど。」 「ああ、そうね、そうだった。一瞬翡翠ちゃんが何しに来たか忘れてたわ。」 「おい。」 「よっこらせ。」 玄関に向かうおばあちゃん。 「ほれ、そこ。うちの2件隣。」 「「近っ。」」 二階建ての一軒家。