ある日の昼休み。 「雄真くーん。」 「げ。山村。」 翡翠は雄真の教室に向かっていた。 「ちょっといいっすか。」 「…ああ。」 2人は廊下に出た。 「…兄貴から聞いた。お前の母さんも被害者だったんだな。」 「もう聞いたんすか。お兄さんおしゃべりっすね。」 「…なんだその喋り方は。」 「今日はこのテンションでしたい話があるんすよ。」 「なんだよ。」 「まだ復讐したいと思ってるんすか。」 「…ああ。そうだな。」