「俺はそれを知ったとき、復讐してやろうと思った。お母さんが辛い思いをしてお父さんが悲しんで弟が苦しんでいるのに犯人がのうのうと生きてるなんて許せないだろ。」 「あれ、犯人って死刑になったんじゃないの?」 「…ああ。それはその事件から5年後だ。」 「5…年後?」 「その前のページにありますよ。」 言われた通りに紙をめくった。 被害者…山村麗子。 「お母さ…ん…。」 「え?」 「お母さんの名前だ。」