どうしよう…タクシー? って言っても財布持ってきてない! ヒッチハイク? って言っても通勤時に止まってくれる車なんてない! 「どうしよう!」 「ちょっと少年、そこ邪魔。」 「あ、ごめんなさ…い…」 目の前にはチャリの女の子。 俺が入学する高校の制服だ。 「マジ邪魔なんだけど。」 「あのっ!」 「何?」 「チャリ貸してください!」 「やだ。無理。」 即答…。