「そんな訳ないじゃん。 オレが誰を好きなのか、1番よく知ってるだろ……ヒカリ」 彼女の目を見て答えると、 隣の女の子、ヒカリは頬を赤らめて視線を落とした。 「もう……っ。そんな言い方、ずるいよ」 「ははっ♪照れちゃってぇ」 ほんと、可愛いなあ…… オレには勿体ないって いつも思うよ…。 そう。 この隣に座る女の子が オレの彼女、鴫原 光。 こんなにも 誰かを好きになれたのは 他でもない、ヒカリがいたからだって思うよ。