次の日――― 学校に行くと大島くんに話し掛けられた。 「永原。菜都のこと変な虫がつかないように見張っててほしい」 なんて幸せな菜都! もちろんあたしでよければ見張ってるから!!! 「うん。もちろん」 「ありがとう。俺大事にしたいから」 羨ましい…。 羨ましすぎる! そんなこんなでニヤニヤしていると、菜都が登校してきた。