「永原冬果っ!」 ―――えっ!?誰? 「俺んこと知らない?」 「ごめん知らないっっ」 話しかけてきた彼は同じクラスらしい。 髪を染めてて、オシャレに制服を着崩している。 「知らないのか…。俺、及川勇気(オイカワ ユウキ)。よろしく!」 「及川くんよろしく」 「勇気って呼んで」 「……勇気くん。」 「じゃなくてー!呼び捨てでっ」