しかも、ヤンキー近づいてくるし!

少しずつ後ずさりをしたけど、木にぶつかった。
その後は、恐怖しか湧いてこなかった。


だって、金髪男はあたしの顔をガン見してるし。

「すみません...」
思わず謝った。


だって、怖いし。


怯えるあたしに、相手が聞いた。

「お前、新入生か?」

顔のわりに、優しそうな大阪弁。


超戸惑った。
「えっ、あっ、はい!!」