あまってた席は、1番後ろ。 ちょっと、ほっとした。 だって、真ん中とかだと入りづらいじゃん? まぁ、そんな事言っても遅れてきたあたし達は相当注目されてたけど。 無理もない、入学式に遅刻でその上、男女二人なのだ。 しかも、龍とか超目立つし!! そんなこんなで、痛い視線を全身に浴びながら席に着いた。 また隣は、変な髪の毛の色だ... 赤茶っぽい。 ワックスでツンツンにしてある。 すると、赤茶男がなんか言った。 「さっそく男できたのかよ?」