紗耶香ちゃんの頬と自分の唇は、呆気なくすぐに離れていった。 その瞬間自分のしてしまった事が、凄く大きな後悔として、頭の中を駆け巡った。 「‥‥‥‥‥‥‥ごめん。」 俺の発した言葉に何の反応もなかったので、恐る恐る横を見ると…… 紗耶香ちゃんは、さっきの体勢のまま固まっていた。 やっぱり俺は、とんでもないことをしてしまったのかもしれない。 若いって難しい……。