【短編】君に恋をした。




紗耶香ちゃんの頬と自分の唇は、呆気なくすぐに離れていった。



その瞬間自分のしてしまった事が、凄く大きな後悔として、頭の中を駆け巡った。






「‥‥‥‥‥‥‥ごめん。」



俺の発した言葉に何の反応もなかったので、恐る恐る横を見ると……



紗耶香ちゃんは、さっきの体勢のまま固まっていた。








やっぱり俺は、とんでもないことをしてしまったのかもしれない。



若いって難しい……。