ティアモ


シュッ
ピン球が高くに上がる
そして落ちる


こうやって試合はいつも始まるのだ。


「サッ」

カコン。

白球が台の上を通って来る

「よしっ」

パシーン

鋭いドライブがバックに突き刺さる

「1対0だ」


カコン
カコン

だがコイツは、そう簡単に倒せる奴じゃない

それは解っていた

5対11


「ふーっ」