時空を越えて…



「うーむ…なるほどのう~。確かに当てはまるのう」

 そう言いながら竜馬さんは私の顔をまじまじとみつめた

 『あ…あのっ…龍馬さん』

 「ん?」

 『ち…近いです…』

 「おお…すまんすまん」

 そう言って龍馬さんは離れた

 「まあ…あれじゃの~取りあえずしぐれの記憶が戻るまでここにおるといいが」

 『え…いいんですか?』

 私がそう聞くと今度は桂さんが口を開いた

 「怪我もしてますしいつなんどきまたその6人組の男がしぐれさんを狙うか分かりませんしね」

 それから新撰組も…とつけたした

 『あの…迷惑では?』

 「どうしてですか?」

 私の問いかけに慎太郎さんが聞いてきた

 『私…こんな格好してますし…それに皆さん新撰組から逃げてる感じですし…私がいたら迷惑かと…それに…』

 「それに?」

 『目の色も…』

 そう言うと高杉さんが私の目をのぞきこみまたじー…と見つめた

 「お前の目…綺麗だな!」

 『…え?』

 「だ~か~ら~綺麗だって!」

 『…』

 「えっ…お前何で泣いてんだ!?」

 高杉さんに言われて自分が泣いていた事に気がついた

 『す…すみません…綺麗だなんて一度しか言われた事なくて…っ』

 嘘…本当は高杉さんが莉緒と重なって見えた
 
 「あー…泣くな!」

 そう言って乱暴に涙を拭いてくれた

 『ぅわっ…ぷっ…』

 「高杉さんの言うとおりですよ。貴女の瞳は実に美しいです。だから自信を持ってください」

 そう言って桂さんが優しく微笑んだ

 『あ…ありがとうございます』

 ふわりと微笑むとみんなが赤面した

 「…と…取り合えず着るもん持ってきてやる!」

 そう言って高杉さんが部屋を飛び出た