『過去からこっちの世界に戻ってきても時間は30分しか経ってないから安心して』


ほんと、漫画の世界みたい…


今までは行かないって断言してたけど…

この人の言ってることが嘘じゃないって思えてきた


もし過去に戻れるとしたらこの経験を無駄にしないようにする


絶対お洒落になってやる


そして、わたしの未来を変えてやる


もし戻れなかったら?

そんな事は考えない!

あたしは絶対過去を成功して戻れる気がするの


わたしはもう決めた!


クウトさん、失礼な事ばっか言ってごめんね!


『ねえ、さっきから黙ってるけど決まった?本当に行かないなら帰っちゃうよ?』


「クウトさん!あたし行くよ!過去をやり直して未来を変えるから!」


『そう言うと思ったよ、さすが美月』


不覚にもクウトさんがカッコ良く見えた。

まぁ、かっこいいんだけどね。

それと同時にすごく頼もしく見えた。


クウトさんなら大丈夫だ


何故だかはわからないけど、そう思った。