『でさ〜、行くの?行かないの?行くよね?』


待て待て待て!

この人は人の話をちゃんと聞くっていうのを教わらなかったのか!


行く?行かない?

戻れる保証もないのに行くバカがどこにいるのよ!


「行かないわ!戻れる保証もないのに!」


『ふ〜ん、戻れる保証あったら行くんだ』


ちょっと笑いながら言ったクウトという男。


なに?その自信ありげな顔?


ほんとに戻れるんでしょうね?

「ほんとに戻れるの?」


「お!興味持った?戻れるよ。三年間過去で頑張れば必ず戻れる」


え?え?え?え?

「三年間ーー!?三年も過去に行ってたら、この世界はどうなんのよ?」