「人の意見を無視しないで下さいよ!!何が目的ですか?あなたは誰なんですか!?」


もう一度この名前も知らないイケメンに尋ねてみた。

今度は答えてくれると願いながらイケメンの返答を待った。


「俺?俺はクウトって言います。君を過去に行かせるために来ました」


あたしは夢でもみているのかな?


あたしを過去に行かせるために来た?

そんな夢みたいなことが、この世の中にあるわけないじゃん。

「そんな冗談言ってないで、帰ってください!てか、どこから入ってきたんですか!?」


「沖田美月。毎日毎日過去をやり直して、お洒落になりたいと思っている」


なんでこの人が知っているの?

友達が少ないあたしは、こんな事を言う友達もちろんいない。


「どうしてこの事を知っているんですか!?盗聴器でも仕掛けたんですか?」