あたしは玻瑠幸の顔を
見ていられなくて俯いた。

沈黙が痛い。


少しして、玻瑠幸が
口を開いた。

「ハァ・・・。何それ。」

ため息・・・。

でも、あたしは負けない!!

「分かんないけど好きなの。
だから絶対、諦めない!!」

ありったけの想いを
言ったんだよ??

「・・・。勝手にすれば。」

ちゃんと通じた??

「うん。勝手にする♪」

あたしがそう言うと、
玻瑠幸は帰って行った。

真夏の蝉が鳴いていた・・・。