あたしはどうして
玻瑠幸じゃなきゃ
だめなのかな。
こんなにもあたしを
好きでいてくれる人は
いるのに・・・。
どうしていつまでも
振り向いてくれない
玻瑠幸の方が
こんなに好きなんだろう。
「稔先輩、あたしを
好きになってくれて
ありがとうございました。」
あたしがそう言うと
先輩は泣き笑いのような
顔をして屋上から出て行った。
「どういたしまして。」
そう、ポツリと呟いて・・・。
より一層、秋が深まった。
・・・そんな気がした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…