どうしてこの人は
自分が悪くないのに
謝ることが出来るんだろう。

「稔先輩は、悪くないです。」

「え??」

「あたしが玻瑠・・・っ。
別のこと考えてたから。」

「好きな人のこと??」

「・・・っ///」

コクリ。

静かに頷いた。

あたしが俯いたまま
沈黙が続く・・・。

すると稔先輩が近付いて来て、
あたしを抱き締めた。