あたしはまたまた勢いよく
体勢を整えると、
目の前には頬を赤らめている
稔先輩・・・。

「稔先輩??大丈夫ですか??
もしかして・・・」

「千依莉ちゃん!!」

「はい!?」

"熱ですか??"
と出かけた言葉は、
稔先輩に遮られた。

「今日、一緒に帰ろう??」

はい??何でいきなり??

あたしが不思議そうな顔を
していたせいか、

「あ・・・、怪我させちゃったから
家まで送るよ。」

と、付け加えてくれた。