ちなみに琉生くんは
私が呼んだのですよ!!


「琉生~勉強おしえて……」


琉生くんはすごく勉強できるんだよね

琉歌ちゃんてば大助かりだな


わたしは―――

バタンッッ


「おいっおまえら!」


「夏七くんッ…」

「おれを置いてみんなで楽しそうに
するなし!!」

「ごめん、夏七も呼んじゃったw」

「いいよー、多いほうが楽しいし」



わたしは


まだ引きずってるんだろうか



「お、桃は半分おわってんだな、
それにくらべて琉歌…」


「う…うるさいやい!」


夏七くんのこと
まだ引きずってるのかな―――?


「いっ…つ……」


小さな悲鳴が聞こえてふりむく


「琉歌ちゃん!?」


琉歌ちゃんの指から
少し血が出てた

「プリントで切っちゃった…」


どうやら夏七くんともめたせいらしい
夏七くん―――



「あやまってよ!」