「まぁまぁ。
あれも含めて、作戦だったし」


「なら。
それなら。
あたしにも教えてくれればよかったじゃん!」


「バーカ。
愛里に教えたら、上手くいくものも上手くいかなくなるだろ。
おまえ、感情素通しだし」


「…っ」


「拳銃突きつけられてるのに、緊張感なくあくびしたりするタイプだろ」


「はぁ!?
そんなことないもんっ!!」


キィィっと怒るあたしに、健ちゃんは親指を突き立てて、またもやウインクした。


「愛里と悠のラブラブ大作戦、大成功♪」