天使のキス。

「すげー、あったかい感じ」


そう言う悠の目には、真実しかなく。


嬉しくなったあたしが、


「ほんとっ!?」


嬉しくなって、伏せていた床からがばっと上半身だけ起き上がると――…


「ほんと」


そう満面の笑み言った悠は、次の瞬間――…


悠はサッと顔を曇らせた。