天使のキス。

あたし達に病気を隠してたの!?


サーっと顔が青ざめた瞬間、あたしの脳裏に、ひとつの言葉が思い浮かんだ。


“うさぎが、来た”


そういえば、あの時――…
健ちゃんは、そう言ってた。


誰もいない空間を見つめて、


『うさぎが…
来た…』
…って。


確かに健ちゃんはそう言った。


それって、もしかして、お母さんのことだったの?


お母さんを見つけたってことだったの!?


「…っと、あれ?
健ちゃん?」