そんな雪が舞う空を見上げながら、健ちゃんは呟いた。
「こんな風に、誰にでも天使のキスが降り注げばいいのに…」
「…天使のキス?」
「そう」
健ちゃんはニコッと笑い、また空を見上げた。
「天使の祝福のキス。
こんなにたくさん降り注げば、みんな幸せになれると思わない?」
「…そうだね」
ベンチに座るあたし達のもとに舞い降りる、冷たくも、どこか温かい雪。
そんな真っ白な雪が舞い降りる空を見上げて、あたし達は祈り、そして願った。
こんな風に、たくさん、天使のキスが降り注ぐことを。
もちろん、自分だけじゃなく、全ての人に降り注ぐように…と。
「こんな風に、誰にでも天使のキスが降り注げばいいのに…」
「…天使のキス?」
「そう」
健ちゃんはニコッと笑い、また空を見上げた。
「天使の祝福のキス。
こんなにたくさん降り注げば、みんな幸せになれると思わない?」
「…そうだね」
ベンチに座るあたし達のもとに舞い降りる、冷たくも、どこか温かい雪。
そんな真っ白な雪が舞い降りる空を見上げて、あたし達は祈り、そして願った。
こんな風に、たくさん、天使のキスが降り注ぐことを。
もちろん、自分だけじゃなく、全ての人に降り注ぐように…と。

