「無くしたものは。
無くしたときに初めてわかる。
あたしも…
亡くしてみて、初めてわかった」
「…」
「去年から、ずっとあの子に謝って生きてきた。
時を戻せるなら、戻して産みたい。
会えるなら、会って謝りたい。
でも…
でも…
もう、できないから。
あの子にはもう何もしてあげられない」
「…沙耶」
「でも今なら…。
亡くしたものの大きさを知ってる今なら。
同じあやまちを繰り返さないように、大切なものを亡くさないようにする事はできるから」
「…」
「瞬はあんなこと言ったけど。
あたし――…
それでも…
俊の事も、この子の事も、愛してる。
もちろん、亡くしたあの子の事も」
無くしたときに初めてわかる。
あたしも…
亡くしてみて、初めてわかった」
「…」
「去年から、ずっとあの子に謝って生きてきた。
時を戻せるなら、戻して産みたい。
会えるなら、会って謝りたい。
でも…
でも…
もう、できないから。
あの子にはもう何もしてあげられない」
「…沙耶」
「でも今なら…。
亡くしたものの大きさを知ってる今なら。
同じあやまちを繰り返さないように、大切なものを亡くさないようにする事はできるから」
「…」
「瞬はあんなこと言ったけど。
あたし――…
それでも…
俊の事も、この子の事も、愛してる。
もちろん、亡くしたあの子の事も」

