天使のキス。

あたし、どう答えればいいのかな?


思う間もなく、健ちゃんは、自分で話を終わらせた。


「ま、詳しいことは、いずれ話すよ。
あー、話せるときが来ればの話だけど。
それより、どうした?
あー…、テスト勉強か?
そろそろ、愛里の家に泊まりに行く頃か」


「ううん、違うの。
勉強は悠が教えてくれてる」


「へぇ、マジで?
すっげぇ、アイツやるじゃん。
見直した。
んじゃ、自分の力で、提携先企業のお嬢様との婚約の件は解決したのか?
よくあの親父を説き伏せたな」


ぴゅ~♪


健ちゃんは、しり上がりの綺麗な口笛を吹いた。