天使のキス。

くぅっ。
むっかぁ!


悠って、やっぱり口が悪い。


「ふーんだ。
そんな事言うなら、もういいよ。
あたし、健ちゃんに教えてもらうから。
健ちゃんは、悠と違って、とーっても優しいし」


フンっと横を向く。


つーん、つーん、つーん。


悠なんか知らない。


悠から顔を逸らしたあたしの頭を掴んで、悠は自分の方に向け、両手であたしの頬を挟んで言った。


「健、健、うるさいのは、この口か?」


イラついた様子であたしの瞳を覗きこみ、視線を絡めて射すくめると――…


「…っ。
んっ…」


ちょっと強引なキスをした。