天使のキス。

んなことされると、勉強どころじゃないっての。


赤くなって慌てるあたし。


それに対して悠は――…


「じゃあ、早速始めるか。
愛里、どこがわからないの?」


甘い空気をさっさと終まって、あたしが用意した椅子に浅く腰をかけ、足を組みながら机に肘をついた。


「愛里。
んなとこ突っ立ってないで、早く座れよ」


下からあたしを見上げる眼差しが綺麗で、あたしは思わず言ってしまった。


「悠って。
ほんと、カッコいいよね」


それに対して悠は、謙遜するでもなく。


「あぁ、よく言われる」


興味なさそうに、そう言った。