天使のキス。

お風呂上りが色っぽいのは、実は女の子より男の子の方じゃないかと赤くなるあたしに、悠は天使の笑顔でにこっと笑って毒を吐いた。


「中3の僕が、高1の愛里ちゃんに勉強を教えにきました♪」


む…む…ムカッ!


「ただし――…」


次の瞬間、ニヤッと悪魔の笑いを含ませた口元から出るエロ発言。


「タダじゃ教えられないな?
だから、1回教えるごとにキス1回ね?」


「は?」


「は?じゃなくて。
“はい”だろ?
愛里?」


悠はあたしの髪をするりと撫で、耳元に口を寄せる。


うわっ、ばかっ。