天使のキス。

あ。
やば。


もしかして、あたし。
悠のプライドを傷つけましたか?


ごめんなさい。
すみませんでした。


う…、悠。
目が怖いです。


すごすご白旗を揚げ、小さく丸まったたあたしに、悠がフフンといった顔で、唇の端とあごを上げた。


っ…くそっ。
感じ悪い。


「じゃあ、僕。
お風呂上がったら、愛里ちゃんのお部屋にお邪魔しますね」


悠は天使の笑顔を、パパとママに向けた。