天使のキス。

…ってか、あれ?


あたし、付き合ってなかったよね?


健ちゃんと。
付き合ってなかったよね?


ビクビクバクバクする胸を押さえ、ママの次の言葉を待つあたしに落とされたのは――…


「だって。
愛里、そろそろテストの時期でしょ?
テストの時は健ちゃんがいつも面倒みてくれてたじゃない。
泊りがけで」


違う意味でのママの爆弾。



「!!!!!
テ…テ…テストっ!」



ひぃぃぃいい!!


忘れてた、忘れてたっ!