「まいどっ♪」


威勢のいいお寿司屋さん。


「…はい?」


なぜ、お寿司!?


ぼぉ―っと立ち尽くすあたしの手に手渡されたのは――…


「えっ…
うにが入ってる?
いくらも入ってる!?
うわぁ、ぼたんえびもあるぅ…」


普段のウチでは、滅多にお目にかかれないネタの数々。


うーん、豪華だなぁ。


お寿司から目の離せないあたしは、そのままの体勢でママを呼んだ。