天使のキス。

こんな時には、健ちゃん、健ちゃん。


急いでケータイを掴み、ボタンを押す。


数コールで、「うぁい…」聞こえてきたのは、健ちゃんの鼻声。


「えっ?
健ちゃん?」


一瞬、どっかのオジさんかと思ったよ。


「どうしたの?
風邪?
ひどい鼻声だよ」


「ん…平気。
それより…ゲホッ…
電話してくるなんて…
ゴホッ…
愛里…
何か…あった?」