天使のキス。

どうしよう。
どうしよう。


さっきから自分の部屋の中を行ったり来たり。


落ち着きなく動き回るあたし。


くぅ…
愛里。


とりあえあず、少し落ち着こうよ!


自分で自分に言い聞かせてみるけど――…


「うぅっ、ダメっ!」


やっぱり何の効果もなくて。


そうだ!
健ちゃんっ!


あたしの頭の中に、ぴこんっと健ちゃんの顔が思い浮かんだ。