天使のキス。

「うわ――っ!!
綺麗――っ!!」


電車とバスを乗り継いで、さくら寺に到着。


ちょうど満開の桜があたし達を出迎えてくれた。


色の薄い桜は、透明な美しさで儚く風に揺れて。


ちょっと色の濃い桜は荘厳な艶やかさ。


大自然のみが作り出せる圧倒的な美しさに、しばしうっとり。


「ここがさくら寺って呼ばれる理由、わかる気がする」


タクもすっかりご満悦。


あたし達は、桜を愛でながらお寺の中に入って行った。