天使のキス。

あの後すぐにホテルに帰ったあたし。


そのあたしを、健ちゃんは涙を流して笑ったんだよ。
信じられる?


…ったく。
失礼な!


「だってさ。
あの状況で帰ってくるとは思わないじゃん?
てっきり…ね?」


「ね?じゃないよ!
もう!!」


「まーまー。
機嫌直して。
さくら寺に行こう。
あいつとは何時に待ち合わせ?」


「メールないからわかんない」


「そっか。
じゃーとりあえず。
タクとオレと愛里で行きますか。
さくら寺!!」