天使のキス。

悠は腕の力とは逆に、優しい優しいキスをあたしにくれた。


何度も離して、でもくっつけて、なんだかあたしの存在を確認するようなキスだった。


嬉しいよぉ。


そう思った瞬間、耳に聞こえたのは――…?


「すっげー!!
友達のキスシーンって結構照れる///」


「悠が庶民の女の子とキス…ね?
なんだか不思議」


…へ?


暗闇から、男の子達の声?


悠があたしを急いで離し、大声をあげる。


「昴!隼人!
車の中にいろよ!!!」