天使のキス。

その瞬間、健ちゃんは目を見開いて――…


キッと、冷たく…顔を歪ませた。


あたしが睨まれたわけでもなんでもないのに――…


あたしは心臓が凍りそうだった。


それほど、健ちゃんの表情は冷たくて、暗くて――…


あたしは奈落の底に、引きずりこまれそうな気がした。


でも健ちゃんはすぐに


「お願いなんていっぱいあるよ?
いっぱいしたらさ?
一個くらい叶えてくれるんじゃないかな~って思ってさ♪」


そう言っておどけたけど――…。



健ちゃん。
あたし何かいけない事、聞いた?