天使のキス。

「バ~カ!!
空いてるわけないだろ?
空けたの!!
空いてたわけじゃなくて、俺自ら空けてやったんだよ。
沙耶ちゃんがあいつにべったりだからね。
ま、愛里も。
タクの隣なんかよりも、ずっといいだろ?」


健ちゃんが親指をつきたて、後ろの席をさし示す。


そこには、まだ”どよ~ん”とした空気のタクの姿が…。


「う…うん」


なに、あのオーラ!?
どす黒―い。


臭気まで放ってる気がするよ。


当分タクには近寄りたくないっ!