天使のキス。

このまま健ちゃんといたら、エロエロ星人にされてしまう。


それなのに、


「遠慮しなくてもいいのに♪」


含み笑いであたしに近寄ってこようとする健ちゃん。


うわぁ。
あたしに近寄るなぁ。


あたしが大声をあげようとしたとき――…


「健くんっ☆」


あたし達の後ろで、健ちゃんを呼ぶかわいい声がした。