天使のキス。

「ねぇ健ちゃん…。
昨日の夜の電話…悠に何の用事だったの?」


健ちゃんに引きずられるように歩きながら聞いてみた。


「別に用事なんてないよ♪
あ…。
愛里も怒ってる?
もしかして…」


目を細めてニヤッと笑う健ちゃんに


「もしかして…って何?
悠とは何もしてないよ?」


声が裏返るあたし。


だって!!!