天使のキス。

「愛里には、悠が愛里を好きになるおまじない♪って言ったけどね―っ」


「まさか…
オレの気持ちに、揺さぶりをかけるため?」


健ちゃんを睨みながら悠が聞く。


そんな悠に


「今までのこと全部ね。
あ。
愛里の香水変わってる。
悠、ヤキモチ焼いてたんだ。
可愛いね」


「…るせぇ!
気安く触るな!」