天使のキス。

「愛里、水嶋くん♪
おはよう!!」


元気のいい、健ちゃんの声がした。


げ!
健ちゃん。
タイミング悪すぎ!!


これじゃあ、完璧見られたじゃんっ!!!


「ごめんね。
邪魔しちゃったかな?」


ニヤニヤと、気味の悪い含み笑いで、健ちゃんがあたし達の横にくる。


それを見て


「はぁぁぁ…」


天を仰いで、大きなため息をつく悠。