天使のキス。

「あ、えっとね…。
満月の夜に、四葉のクローバーをプレゼントして告白すると絶対上手くいくっていう、ジンクスがあるの。
でも、月の精とクローバーの精の力が弱くなるから、香水はつけちゃだめなんだって。
でも、四葉のクローバーってなかなかないね。
すっごく――…
すっごく探した」


えへへ…と笑うあたしに、悠の声が小さくなった。


「…いつから…?」


「今週の初めくらい…かな?」


「もしかして…。
愛里…。
ずっと帰りが遅かったのって…」