天使のキス。

「愛里…
今日は香水つけてないんだ」


確かめるように、


何度も何度も落ちてくる唇。


ま、悠にあれだけ言われちゃねぇ。
あれからずっとつけてないけど…。


そんな言葉を隠しながら、あたしは告げた。


「うん。
今日は、香水つけちゃだめなんだって。
月の精と四葉のクローバーの精の力が弱まるから…って」


あたしの首元に顔を埋める悠の鼻息がくすぐったくて、ちょっと笑ったあたしに、


「それ、どういう意味?」


悠は鋭くあたしに聞いた。